読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

『小学生のヒミツ』のひみつ。

f:id:mabekayo:20160822122916p:plain

「みんなでコイバナしてた時に、私が『自分のために頑張ってる女の子をかわいいと思わない男子はいないよ』って言ったらね、『るっちゃんから名言出ました〜〜!』ってみんな手叩いて喜んでくれたから、『小学生のヒミツ』って本に書いてあったって説明したんだ」と娘が話してくれた次の日、そのシリーズの新刊『小説 小学生のヒミツ ともだち』が届きました。著者の森川成美さんから、娘宛に。作家の先生から新刊が届く小学生って、日本に何人いる? 羨ましい限りです。
それが北陸旅行の二日前だったので、新幹線の中で読むつもりでいましたが、「ダメ、待ちきれない」と出発前に読了。娘はこの『小学生のヒミツ』が大好きで、何度も読み返し、さらには「すごく読みやすい。読んでて気持ちいい」と偉そうなことまで言っています。

人気コミックを小説にした『小学生のヒミツ』シリーズ。絵がないのに全国の小学生女子を夢中にさせる理由は‥‥テーマ、ストーリー、そしてカギを握るのが著者の筆力。
コミックを、小説に。これ、ものすごく難しい仕事です。絵で全く描かれていないことや、絵で描かれている背景にあるもの、絵だから表現できていることを、すべて言葉にして編んでいく。『アサギをよぶ声』をはじめ、骨のある物語をがっつり書いている森川さんだからこそなせる技。
娘のリアクションは、その成果というか、正しい着地点で、それを間近に見られることが嬉しい。そして「本をもっと好きにさせる本」(←あんまりないよ)の力を間近で見られるのも、本当に嬉しい。

『小説 小学生のヒミツ』
文・森川成美 原作・中江みかよ
講談社

何も起きない。

f:id:mabekayo:20160822122611p:plain

娘が合唱団の合宿に行っています。もう3日目で、明日帰ってきます。
昨夜も主人と話していたのですが、娘がいないと、何も起きない。いったいいつも何が起きているのだろう、とふたりで話し合ったほどです。

そういえばこの間、女子レスリングの3人の逆転金メダルを見せて、「最後まで諦めなければ大丈夫、宿題もなんとかなるよ」と励ましたら、「私だって宿題のことは、うっすら考えてるから」。「うっすら」って何だよ、そこは「ちゃんと」だろ。

ま、いいや。あと2日、しばし大人の夏休み。

『知里幸恵物語 アイヌの「物語」を命がけで伝えた人』

f:id:mabekayo:20160804211507j:plain

大好きな先輩作家・金治直美さんの本をご紹介します。

『知里幸恵物語 アイヌの「物語」を命がけで伝えた人』
金治直美・著 PHP研究所

アイヌとして生まれ激しい差別を受けながらも、女学校で勉学に励んだ幸恵。アイヌ語を研究していた金田一京助氏にその言語感覚を見出され、17歳からアイヌ語のローマ字表記と日本語訳をはじめる。その後、東京の金田一宅に寄宿し「アイヌ神謡集」を完成させるが‥‥。
幸恵の生涯を綴った、小学校高学年・中学生向けのノンフィクションです。

特筆すべきは3つ。アイヌの人々が受けた、すさまじい差別と迫害。そのなかで言葉と向き合った、幸恵のひたむきさ。そして、その幸恵の生涯に迫った、金治さんの姿勢。
はじめのふたつは本書に書かれているので3つめに言及するならば、金治さんは、あとがきで「研究者でもない私が幸恵について書いていいのだろうか」と自問しつづけたと記しています。その思いは、決めつけたり押しつけたりしない、正しいところを探るような文章からも伝わり、読み進めるうちに幸恵の姿と重なります。幸恵にもまた、そうした逡巡があったからです。
それでも書きたいという気持ちが勝った幸恵。そして金治さん。ふたりの思いが重なることで奥行きが生まれ、その奥行きのなかで、幸恵と金治さんと読者の気持ちが動きます。動きながら前に進みます。

活字にすると失われがちな、芯のある柔らかさが、読み終えたあとも残ります。
「銀のしずく 降る降る まわりに」
幸恵が訳した、この言葉のように。

 

間部だらけの旅。

f:id:mabekayo:20160810003519j:plain

主人と娘と私の家族3人と、主人の両親と、主人の弟夫婦、3世帯7人の間部軍団で、北陸へ行ってきました。
目的は、富山にあるオーベルジュ「薪の音」に泊まること。「何もない里山」という謳い文句のとおり、田んぼと民家しかないところに建つ、1日3組限定の宿(つまり貸切状態)。そこでフレンチを楽しむ2泊3日。
日中は7人が分かれて、ジップラインをやる間部、五箇山に行く間部、川辺で遊ぶ間部、白川郷に行く間部‥‥。
帰りは、我が家の間部3人で、金沢のひがし茶屋街へ。旅の仕上げに、日本海の魚を食べて帰ってきました。満腹。

f:id:mabekayo:20160810003301j:plain
「薪の音」のお部屋からの眺め。何もない。

f:id:mabekayo:20160810003255j:plain
世界一美しいスタバにも行きました。ストアデザイン賞2008年最優秀賞を受賞した、富山還水公園店。

f:id:mabekayo:20160810003322j:plain
金沢のひがし茶屋街を歩く間部ふたり。

ドロスを見るついでに、ドリカムを見る贅沢。

f:id:mabekayo:20160719140417p:plain

[Alexandros]が出演するので、娘と「うれしたのし大好き2016〜真夏のドリカムフェス」に行ってきました。
外苑前の銀杏並木の奥の特設ステージに25000人、午後2時半〜8時までの5時間半。

www.ureshitanoshidaisuki2016.com

 

f:id:mabekayo:20160719140435p:plain

ドロスかっこよかった〜。洋平氏は気持ちよさそうに歌ってたし、ほとんどがドリカムファンだから座ってる人もいて、よく見えたし。ライブ中は妙なパワーが沸くもので、背が低くてステージが見えない娘(小5)を何度も抱っこで持ち上げて、持ち上げながら踊って。ちなみに娘はドロスのTシャツ着用。

大トリのドリカムも、やっぱりよかった〜。娘もドリカムはカラオケで歌うから、いっしょに歌ったり踊ったり。アンコールの「決戦は金曜日」には、ぐっときました。若いころテレビ局に勤めてブイブイ言わせながら歌ってた曲を、いま親子でナマで聞くとは。いい曲ってのは、そうやって人生に寄り添ってくれるんですよね。

そういえば年齢層も高めで、熟年夫婦もいっぱいいました。都会のド真ん中で、老いも若きも。こういうのいいよね。

テレビでも放送されるみたいです。

www.fujitv.co.jp

7回目の「大フィーバー祭り」!

f:id:mabekayo:20160708090914p:plain

f:id:mabekayo:20160708090930p:plainf:id:mabekayo:20160708090939p:plain

私のお店、マッシュノートが、今日で7周年を迎えました。
7月7日7時にオープンしたので、毎年この時期には「大フィーバー祭り」というのをやっています。今年は、ナタリー・レテのサイン入りの『たぶん ほんと』をプレゼント。くわしくは、こちらで☆

7年を振り返ってシアワセだなあと思うのは、お客さまや取引先の方がいい人ばかりで、嫌な思いをした経験がないこと。商品を間違えて送ってしまっても、丁寧なお手紙やプレゼントまで入れて返品してくれるお客さまとか、実店舗にも、初めての来店なのに「ご家族で召し上がってください」とケーキをたくさん持ってきてくれるお客さまとか‥‥もう奇跡みたい。威圧的なクレームも一度もありません。有り難いです。
これからも、いままでどおりやっていこうと思います。どうぞ温かく見守ってください☆

 

七夕の話。

f:id:mabekayo:20160706192815p:plain

f:id:mabekayo:20160706192829p:plain

f:id:mabekayo:20160706192824p:plain

チャイルドブック・がくしゅう版の「かんがえる」7月号に、「おとかずぼしの たなばたものがたり」(楽しい絵は中沢正人さん)というお話を書きました。
七夕のお話をモチーフに、音数(おとかず)、つまり言葉がいくつの音でできているかを学びます。
織姫と彦星の結婚式では、料理を音数別のテーブルから選んでねとか、音数別になっている棚にふたりがちゃんと片付けないので、織姫の父ちゃん激怒とか。

音数以外にも、しりとり、さかさ言葉、反対言葉など、言葉を学ぶお話、けっこう書いてます。まあまあ得意。

「やまだきのこさん」

f:id:mabekayo:20160618201019j:plain

開催中の「児童文芸 書きおろし童話展2016」に私が出展しているのは、
「やまだきのこさん」という絵本。
大先輩・山本省三先生が絵を描いてくださいました。

 そのきのこは 「きのこ」という なまえで、
 やまださんの いえの 
 にわの きに はえています。
 だから、やまだきのこさん。

てな感じで始まります。

月曜まで開催しています。
よかったらお出かけください♪ 

詳細は、こちらです ↓

www.jidoubungei.jp

エロ?

f:id:mabekayo:20160617013339p:plain

南青山を歩いてて、たまたま入ったギャラリーでやっていた個展が、ツボ。
「あずみ虫個展 恋愛小説」
恋愛っていうより、エロ? 

ここにいくつか掲載されてるけど↓
http://spaceyui.com/schedule/azumimushi_16.html
いちばんのお気に入りは、ここにはない「間男」っていう作品。
女の人のスカートのなかに、男の人が頭突っ込んでた。
こういうエロ、好き。おしゃれ。
*写真はDM